2022-01-25
空き家状態になっている実家など、自分で住む予定のない不動産を相続した場合や、残置物のある物件の売却でお困りではありませんか?
とくに遠方に住んでいる方は、家具や家電や不用品などを個別に処分することは難しく、空き家と残置物を一緒に売却できないかとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、不動産売却時に知っておきたい「残置物」とはなにか?その処分方法から残置物がある物件の売却方法まで解説します。
さらに不動産売却時の残置物で起こりうるトラブルについてもご紹介していますので、高浜市、碧南市、その他西三河エリアで残置物がある不動産の売却をご検討中の方はご参考にしてください。
\お気軽にご相談ください!/
中古不動産の購入時や実家の相続など、住んでいた方が使っていた物をそのままの状態で残されている場合もあるでしょう。
このように不動産に住んでいた方が置いていった私物を「残置物」と言います。
残置物にはどのようなものがあるのか、具体的に見ていきましょう。
「残置物」とは?参考例一覧
このように「残置物」はさまざまにありますが、上記以外にゴミなども残置物に入ります。
空き家などの不動産売却時には、よほどの理由がない限り、残置物は処分してから売るのが一般的です。
空き家などの残置物は、一体誰が処分するのでしょうか?
残置物は売主の責任で処分することが一般的です。
ただし売主側で残置物の処分が難しいと判断された場合には、売買契約書の条文に明記し、買主側で処分する場合もあります。
残置物の所有権を売主のまま引き渡した場合、買主が勝手に処分できないため、契約書に条文を明記し買主側で処分できるようにしておくと良いでしょう。
人が住めないほどのボロボロの空き家や物置などは、「土地の残置物」として扱われる場合があります。
その場合、中古戸建のように建物自体に価値がないため、空き家や物置を解体し「更地」にすることを検討しても良いでしょう。
ただし更地にする前に、土地の相場と残置物の撤去費用を比較し、どちらを選ぶことが最適か検討する必要があります。
弊社が選ばれる理由|お客様の声
\お気軽にご相談ください!/
残置物のある空き家などの不動産売却時には、さまざまなことに注意しなければなりません。
ここでは、残置物があることで起こりうる不動産売却時のトラブルについてご紹介します。
不動産売却の契約時には、売却物件の付帯設備について事前に確認をし、付帯設備の状況について買主へ告知します。
付帯設備とは、不動産売却の際に物件に付属する設備(エアコン、ガスコンロなど)をいいます。
また売却物件の付帯設備には何があり、引き渡し前にどのような状態か記載するのが「付帯設備表」です。
起こりがちな失敗例として、付帯設備表に「エアコンあり」と記載したにもかかわらず、外して新居に持っていってしまうケースがあります。
そうなるとエアコン付きの物件として契約したはずが、エアコンなしの物件になるため、「契約不適合」としてトラブルに発展してしまうこともあるのです。
そのため不動産会社との行き違いがないよう、付帯設備表については売主側で確認すると良いでしょう。
家電製品などの残置物は、正常に使えたものでも故障してしまう可能性があることに注意が必要です。
今まで普通に使えていたにもかかわらず、引き渡し後すぐに動かなくなりトラブルに発展してしまうケースもあるのです。
そのため家電製品などの残置物については、経年数に関係なくトラブルにならないよう、あらかじめ買主に故障の可能性がある旨を了承の上、契約を進めるようにしましょう。
売主が家電などを購入した際につけた保証は、不動産売却後の買主には適用できません。
たとえば冷蔵庫に売主の名前で保証がついていても、所有者が変わるとその効果を引き継ぐことはできないのです。
この点についても後々のトラブルに発展しないよう、上記と合わせて買主へ了承を取った上で、付帯設備表にも記載しておくと良いでしょう。
弊社が選ばれる理由|お客様の声
\お気軽にご相談ください!/
最後に不動産売却時の「残置物」の処分や売る方法、さらに残置物のある空き家の売却方法についてチェックしておきましょう。
残置物は粗大ゴミとリサイクルできるもので、処分方法が異なります。
粗大ゴミは廃棄物処理施設へ持ち込む
残置物は、物件のある地域の廃棄物処理施設へ持ち込めば処分してもらえます。
家具や電化製品、趣味嗜好品など、再利用ができないほど劣化したものや壊れているものは、軽トラックなどを手配し一気に処分してしまいましょう。
ただし残置物の内容に応じて費用がかかったり、事前に連絡が必要な場合もあります。
残置物を廃棄する際には、事前に廃棄物処理施設へ連絡して、費用なども確認してみると良いでしょう。
なお、ブラウン管テレビや冷蔵庫、洗濯機などは引き取ってもらえないため、家電リサイクル法に対応した電気店などで処分しましょう。
リサイクルショップへ持ち込む
アンティーク家具や残置物の状態によっては、リサイクルショップで買取してもらえる場合があります。
まだ使用可能な洗濯機やテレビなどはリサイクルショップなら現金化できるかもしれません。
ただしすべて買い取ってもらえるとは限らないため、大量に残置物がある場合は仕分けが必要になります。
リサイクルショップで売れそうなものを最初に選別してから、売れなかった場合は廃棄物処理施設へ持っていくとスムーズに処分でき、少しでも費用を抑えられるでしょう。
残置物撤去の専門業者へ撤去してもらう
遠方にお住まいの方や、残置物の処分に時間をさくのが難しい方は、残置物撤去の専門業者へ依頼しても良いでしょう。
業者へ依頼することで、分別や持ち込みの手間もかかりません。
ただし、残置物の量や撤去する環境、業者によっても対応範囲や費用はさまざまです。
そのため見積もりの依頼をするとともに、可能な限り処分できるものは処分しておくと良いでしょう。
残置物のある不動産でも、費用をかけることなく売却できるのが「買取」です。
買取とは、不動産会社が直接売主から不動産を購入する方法です。
買取相場は市場の7~8割程度になるものの、売却活動をする必要もなく、更地にする必要もありません。
残置物の処分費からクリーニング費用、リフォーム代まで買取後の運用を加味したうえで、買取価格が提示されます。
残置物のある物件を少しでも高く買い取ってもらうには?
不動産会社に買い取ってもらう場合、少しでも高く買い取ってもらいたいですよね。
その場合のポイントは以下のとおりです。
不動産会社の買取価格を少しでも高くしたい場合、買取価格から差し引かれる不用品の処分費用はできるだけ少なくした方が良いでしょう。
さらに空き家は放置するほど、劣化し買取価格も下がってしまいます。
残置物のある空き家に住む予定がない場合は、いくらで買取してもらえるか、早い段階で不動産会社へ相談してみると良いでしょう。
弊社が選ばれる理由|お客様の声
不動産売却時に残置物があることで、処分に時間がかかったり、トラブル発生の恐れがあったりと心配ごとが増えがちです。
だからと言って、そのまま放置してしまうと空き家も残置物も劣化し、売れるものも売れなくなる可能性があるため、注意が必要です。
高浜市、碧南市、その他西三河エリアで残置物のある不動産の売却方法がわからない、早く処分したい!とお考えの方はお気軽に八大不動産までお問い合わせください。
不動産を売却したい!と思ったときに、最初は何から始めたらいいのかわからず、不安に思っていませんか? 不動産売却についての流れや概要を把握することで、手順も把握でき、スムーズな売却が可...
2022-01-15
相続した不動産を売却することになったときに「所得税はいくらかかるのだろう?」と心配になりませんか? 相続後に不動産を売却することでかかってくる所得税や控除、確定申告についてわからない...
2022-01-16
実家を相続したものの、住む予定がなく「空き家」の管理に困っていませんか? 空き家の管理が大変だから早めに売りたいけれど、「そのままの状態」と「更地」どちらを選ぶべきかの判断は難しいで...
2022-01-17
「自宅を売却したいけど、新居と2重の支払いはできるだけ避けたいし、引っ越しも1回で済ませたい!」とお考えの方は多いのではないでしょうか。 そんなときに選択したいのが、「住みながら」自...
2022-01-27
目次 ▼ オーナーチェンジ物件が売却しにくい理由とは?▼ オーナーチェンジ物件の売却価格を調べる方法について▼ オーナーチェンジ物件の売却を成功させるための方法をご紹介!▼ まとめ オーナーチェンジ物件とは、入...
2023-11-24
目次 ▼ 不動産の「数次相続」とは?▼ 不動産を数次相続することになった場合の注意点とは▼ 不動産をする際に数次相続となった場合の手続き方法とは▼ まとめ 不動産の相続にはさまざまなパターンがあり、手続きが煩雑にな...
2023-11-17
目次 ▼ 固定資産税の建て替え特例とはどのような制度?▼ 固定資産税の建て替え特例を利用するための要件とは?▼ 固定資産税の建て替え特例を二世帯住宅で利用するときのポイント▼ まとめ 建物の経年劣化によりマイホーム...
2023-11-10
目次 ▼ 費用が抑えやすい!自分で空き家の家財道具を処分する方法▼ 空き家を効率良く片付け!業者に依頼して家財道具を処分する方法▼ 空き家に残された家財道具の処分費用の目安▼ まとめ 空き家を相続したものの、家のな...
2023-10-27
目次 ▼ 空き家の水道光熱費はいくら?▼ 空き家のライフラインは解約して水道光熱費を抑えるべき?▼ 空き家の水道光熱費を節約する方法は?▼ まとめ 空き家は人が住んでいなくても、固定資産税や水道光熱費などの維持管理...
2023-12-01
放置された空き家には火災が発生するリスクがあります。 だれも住んでいない空き家からなぜ火災が発生するのでしょうか。 そして、空き家を所有している方は、もし火災が発生した場合、持ち主の責任はどうなるのか知っておく必要...
2022-08-01
ライフステージの変化などによって、部屋が余ったり、まとまった現金が必要になったり、転勤など家族の暮らしかたは日々変化していきます。 このような状況のときに、所有している一戸建てや相続した一戸建てを売るのか、家賃収...
2022-07-22
相続した空き家の管理や終活方法についてどうしたら良いのかお悩みではありませんか? 相続した空き家は適切に管理をしないと、急速に劣化が進み、売りたくても売れず、コストだけがk続けることになるかもしれません。 そこで今...
2022-01-18
目次 ▼ ローン残債はどうするの?タイミングを逃さない買い替えポイント▼ マイホームを買い替えるメリット2つ▼ 年収から考えるマイホームの買い替えタイミング▼ まとめ すでにマイホームを所有していたとしても、仕...
2022-12-17
住み替えの場合、不動産売却と購入を一緒に進めていくため、適切な判断が必要になる場面も多いでしょう。 そこで今回は、失敗しない不動産購入のために、あらかじめ押さえておきたい注意点を解説します。 周辺環境や新居の生活環...
2022-06-24
マイホームの住み替えでは、不動産購入と売却を一緒におこないます。 どのような流れで進めるか気になる方も多いのではないでしょうか。 今回は、不動産購入の流れを中心に、「資金計画」「見学から申し込み」「契約から引き渡し...
2022-04-30