2023-05-16
買取は、不動産売却をする方法のひとつです。
買取による売却には2つの方法があり、即時買取と買取保証でそれぞれ特徴が異なります。
今回は「即時買取」に焦点を当て、どのような売却方法なのかという概要やメリット・デメリットを解説します。
即時買取が向いているケースなど、不動産売却をお考えの方のお役に立てれば幸いです。
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不動産売却に取り組む際には、ご自身にあった売却方法を検討することが大切です。
即時買取とはどのような不動産売却の方法なのか、概要から解説します。
不動産売却には、不動産会社と媒介契約を結んで買主を探す「仲介」以外にも方法があります。
それが、不動産会社が買主となる「買取」という方法です。
買取は、さらに「即時買取」と「買取保証」という2つの種類に分けられます。
いずれの方法も、比較的早く不動産売却できる点が大きな特徴です。
しかし、不動産売却をする流れや特徴などには、それぞれ違いがあります。
即時買取とは、一言でいうと買主となる不動産会社にすぐに買い取ってもらうことができる売却方法です。
ちなみに買取保証とは、まず媒介契約を結んで仲介で売り出してから、買取に移る方法になります。
買取保証の場合、仲介をおこなうのは一定期間のみで、期間内に買主が見つからなかった場合には不動産会社が買い取るという流れです。
そのため、現金化するまでに時間がかかるケースもあります。
一方、即時買取では買主を探す必要がないため、即座に売却できることは買取保証との大きな違いです。
売るまでの流れは、売却する不動産の査定をおこなったあと、価格が決まればスムーズに引き渡しに至ります。
訪問査定をおこなうのも1回のみで、内覧の対応などもないため、現金化までの期間が短いことは魅力です。
しかし、市場に売り出すことはしないため、売却価格は相場よりも低くなる傾向にあります。
とはいえ、買取保証と比較してもスピーディーであるため、すぐに不動産売却をしたいケースなどに適した買取の方法といえます。
不動産売却をするときには、売却の方法によってメリットとデメリットが異なってきます。
ご自身にあった方法を見極める判断材料のひとつとして、ここでは即時買取のメリットとデメリットをそれぞれ解説します。
即時買取の魅力は、コストや時間をできるだけ抑えて不動産売却をしたい方にとって、メリットが複数あることです。
費用面とスピードにくわえて、手間もかからない3つのメリットについてそれぞれ見ていきましょう。
仲介手数料が不要
仲介による不動産売却をおこなった場合、仲介手数料が必要になります。
しかし、不動産売却の方法が即時買取であれば、仲介手数料は不要です。
不動産売却にかかる費用のなかでも、仲介手数料を節約できることは大きなメリットです。
たとえば、仲介による売却で不動産が2,000万円で売れたとします。
このときの仲介手数料の上限は、「2,000万円×3%+6万円」という計算式で求めることができ、税抜で66万円となります。
いい換えると、即時買取を選択することで、66万円の支出を抑えられる可能性があるのです。
不動産売却をした際に、できるだけ手元にお金を残したい場合には賢い選択となり得ます。
売却完了までがスピーディー
即時買取の大きなメリットは、不動産売却にかかる期間が短く、スピーディーに売ることができる点です。
売却活動をして買主を探す仲介では、広告や内覧の対応といったことが必要になってきます。
そのため、仲介は相場に合った価格で売れる可能性がある一方で、時間も要します。
売却が完了するまでに、3か月から半年ほどかかることが一般的です。
一方、即時買取に要する期間は1週間から1か月が目安で、早ければ3日ほどで売却が完了するケースもあります。
手間がかからない
売却活動が不要であるため、買取保証や仲介よりも手間がかからないことがメリットです。
買取保証や仲介では売却活動により内覧希望者があらわれると、日程を調整し、事前に準備をおこないます。
内覧の準備から当日まで手間が必要ですが、対応する手間や時間の確保が難しいケースにも即時買取は向いているといえます。
即時買取のデメリットとは、相場と比べて買取価格が低くなることです。
買取により売却した不動産は、リフォームなどの手を加えて、再販売されることが一般的です。
そのため再販売までにかかる工事費や人件費などの費用を考慮した金額が、買取価格となります。
価格は、市場価格の50%から80%ほどが目安です。
著しく老朽化が進んでいる不動産や狭小地にある不動産などは、安くなる傾向にあります。
しかし、仲介では売れにくい物件も、即時買取であれば不動産売却が可能なケースが多いです。
売れにくい不動産を売却したい場合などは、価格は安くなるものの、買取を検討するのもひとつの手です。
不動産売却をするとき、即時買取はどのようなケースに適しているのでしょうか。
最後に、即時買取に向いている3つのケースについて解説します。
売却価格よりも、早く不動産売却をしたいというスピードを求める場合に向いているといえます。
たとえば、活用の予定がない遊休地など、所有を続けることで固定資産税などの費用がかかるケースなどです。
また、不動産相続をしたもののマイホームがあるために住むことができず、手放したいというケースも少なくありません。
そのようなケースでも、即時買取であれば現状のまま引き渡しが可能なため、時間や手間の負担が少なくて済みます。
向いているケースとして、早く現金化したい場合にもおすすめです。
転職や会社の倒産など、やむを得ない事情から給与が下がってしまい、住んでいるマイホームのローン返済が困難になる場合があります。
そのためスムーズに売却したいと場合にも、現金化までが早い即時買取が有効な方法です。
ほかにも、急な転勤などによる住み替えのケースなども、即時買取が向いているケースといえます。
離婚を機に不動産売却を検討されるケースがあります。
結婚後に購入した不動産は、4LDKなどのファミリーに適した広い間取りでることが多いです。
しかし、離婚により一人暮らしに変わるタイミングで売却し、新しい住まいに移りたいと考えるケースは少なくありません。
こういったケースでは売却を急がれる場合もあり、即時買取での不動産売却がスムーズです。
また、離婚により売却をするときに、周囲に知られたくないという場合もあります。
即時買取であれば査定も1回で済み、近所に知られずに売却しやすいという点もポイントです。
即時買取には向いているケースがさまざまにあります。
不動産売却を検討するときには、ご自身の希望や事情にあわせて適した方法を検討することがおすすめです。
買取には2種類の方法がありますが、即時買取はよりスピーディーに不動産売却しやすい方法です。
売却活動が必要ないため、時間を短縮できるだけでなく、内見の対応にかかる手間もかかりません。
早く現金化できることも魅力ですが、売却活動に時間や手間をかけられない場合にも即時買取はおすすめの選択肢です。
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