空き家の水道光熱費はいくらかかる?解約の良し悪しや節約方法を解説!

2023-12-01

空き家

空き家の水道光熱費はいくらかかる?解約の良し悪しや節約方法を解説!

空き家は人が住んでいなくても、固定資産税や水道光熱費などの維持管理費がかかります。
そこで当記事では、空き家にはいくら水道光熱費がかかっているのかを解説します。
ライフラインを解約・継続する場合のメリットとデメリットや、水道光熱費の節約方法もあわせてご紹介いたしますので、空き家の維持管理費を抑えたい方はぜひ参考にしてみてください。

空き家の水道光熱費はいくら?

空き家の水道光熱費はいくら?

空き家にかかっている水道光熱費は、目安としていくらなのでしょうか。
一般的に水道光熱費は、自治体や家の大きさ、契約内容によって異なります。
空き家の場合、平均的な月々の水道光熱費は、それぞれ以下のとおりになります。

●水道代 約1,000円~1,500円
●電気代 約数百円~2,000円
●ガス代 約1,000円~2,000円


合計で、毎月約2,000円~5,000円の水道光熱費が空き家にはかかっています。
年間だと、約2万5,000円~6万円となり、決して安くない金額です。
空き家で水道・電気・ガスを使用する場面は、主に劣化を防ぐためのメンテナンス作業です。
通水・通電・換気・清掃の際に空き家に入った後は、水道の閉め忘れ・電気の消し忘れ・ガス栓の閉め忘れがないかを確認してから帰宅するようにしましょう。
そうすることで、余分な水道光熱費の支払いを確実に防ぐことができます。
また、通帳などで水道光熱費を毎月確認し、最終的にいくら支払っているのか、ガスが漏れている可能性はないかを確認することも大切です。

基本料金について

空き家のメンテナンスとして、1か月に1~2回だけ水道や電気、ガスを使用しても、水道光熱費は発生します。
これらライフラインは、使用した分の費用が発生するだけではなく、まったく使用していなくても、契約を継続してる場合は基本料金がかかります。
さらに、浄化槽を使用している空き家であれば、定期的なメンテナンスが必要となり、費用が1万円を超えるケースも多いです。
電気の基本料金については、使用するアンペア数によって契約が異なり、容量が大きいほど高くなります。
電気のアンペア数は、場合によっては変更することが可能ですので、基本料金を下げたい方は、必要最低限の容量に変更できるかどうかを確認しましょう。
ガスの基本料金は、都市ガスかプロパンガスかによって異なります。
一般的には、都市ガスのほうがプロパンガスよりも、料金・基本料金ともに安くなっています。

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空き家のライフラインは解約して水道光熱費を抑えるべき?

空き家のライフラインは解約して水道光熱費を抑えるべき?

空き家にかかる水道光熱費が決して安くないことを考慮して、ライフラインを解約しようかどうか迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
リフォームや解体といった空き家の活用方法によっても、適切な解約時期が異なるため、タイミングを理解することが大切です。
この章では、解約する場合と継続する場合の、それぞれのメリットとデメリットをご説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。

解約するメリット

空き家のライフラインを解約するメリットは、水道光熱費が一切かからなくなることです。
基本料金も含め、今後請求が来ることはないので、金銭的負担がなくなります。
とくにガスに関しては、すぐに解約しても問題ない場合が多いです。
空き家のメンテナンスにおいて、連日炊事や入浴をする特殊な用事がなければ、ガスは必要ないでしょう。

解約するデメリット

空き家のライフラインを解約するデメリットは、メンテナンスが不便になることです。
空き家の所有者は、「空き家対策の推進に関する特別措置」に従い適切なメンテナンスをおこなう必要があります。
自治体の調査により、長期間に渡って電気や水道が未使用の「特定空家等」に指定されると、固定資産税の減税措置が適用されず、納税額が高くなってしまいます。
電気は空き家の掃除や空調管理に必要ですので、解約時期は家の中の片づけが完全に終わってからがおすすめです。
さらに水道に関しては、通水不足で水道管が錆びつき、交換が必要になると、30~50万円の費用が掛かります。
掃除や解体工事をする場合でも水が必要になりますので、できる限り解約せず、継続することがおすすめです。

継続するメリット

空き家のライフラインを継続するメリットは、水道・電気・ガスがこれまでどおり使用できることです。
水道光熱費がかかってしまいますが、空き家を売却したい場合は、できるだけ良い状態で売却するための必要経費となるでしょう。
また、ライフラインが使用できる状態だと、空き家のメンテナンスがしやすいです。
水道があれば、拭き掃除ができ、水回りの掃除にも水を使用できます。
電気があれば、掃除機の使用や、夏場と冬場でエアコンを使用して適温を維持することもできます。
ガスがあれば、遠方から訪れ空き家に宿泊する際に、炊事や入浴をすることも可能です。

継続するデメリット

空き家のライフラインを継続するデメリットは、水道光熱費が発生することです。
大きい空き家なら、水・電気・ガスの使用量も多く、それだけ負担が大きくなります。
空き家を何軒か所有している方は、その分基本料金と使用料金がかかりますので、費用も多額です。
水道光熱費を抑えるだけではなく、なくしたいのであれば、早めに売却や買取を依頼することをおすすめします。
空き家にはもう行かないという状況になれば、その前後がライフラインの解約時期となるでしょう。

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空き家の水道光熱費を節約する方法は?

空き家の水道光熱費を節約する方法は?

空き家のメンテナンスのためにも、ライフラインを継続すると決めた方でも、なるべく水道光熱費を節約できたら嬉しいですよね。
電気関連が中心にはなりますが、節約方法を4つご紹介させていただきます。

ブレーカーを落とす

基本的に常時通電しておく必要がないのであれば、ブレーカーを落とすことで1か月当たりの電気代が安くなります。
待機電力は、約6%の電気を消費していると言われているため、仮に月々の電気代が5,000円なら、約300円は節約できることになるでしょう。
使用していないブレーカーを部分的に落とすことも可能ですし、漏電による火災トラブルの予防にもなります。

コンセントを抜く

空き家の水道光熱費を確認すると、電気や水道を使った覚えがないのに、使用料金が加算されていたことはありませんか。
この場合、浄化槽のエアポンプや冬場の水道凍結防止ヒーターが作動していた可能性があります。
もう一つの原因として考えられるのは、コンセントの差しっぱなしです。
差さったままのコンセントも待機電力につながるので、これは使用しないコンセントを抜くことで簡単に対策することができますね。
冷蔵庫や温水便座などの普段は使用するものでも、使用していないときはコンセントを小まめに抜くようにして、節約しましょう。

アンペア数を小さくする

前述したように、契約しているアンペア数が大きいと電気の基本料金は高くなり、小さいと安くなります。
掃除機に必要なアンペア数は、弱設定で2Aと言われているので、10A~15Aで必要最低限の電気は使用できると考えられます。
アンペア数が大きい方は、電気の契約を小さいアンペア数に変更し、基本料金の節約につなげましょう。

点検

地震が発生した際や、外部から何らかの衝撃が与えられたときに、水道管が破裂すると水漏れが起きます。
水漏れが原因で、水道料の金額が増える場合もあります。
空き家を良好な状態に保ち、水漏れなどを防ぐためにも、定期的な点検を欠かさずおこないましょう。

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まとめ

今回は、空き家にかかる平均的な水道光熱費、ライフラインの解約・継続それぞれのメリットとデメリット、水道光熱費の節約方法を解説いたしました。
空き家の売却をお考えの場合は、メンテナンスがおこないやすいようライフラインの継続をおこなうと良いでしょう。
空き家を所有している方は、空き家の活用方法に合わせて、最適な方法を検討してみてください。


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