不動産売却時のライフライン!解約のタイミングや手続き方法を解説

不動産売却時のライフライン!解約のタイミングや手続き方法を解説

不動産売却をする場合、電気や水道などのライフラインは、いつ解約するのが適切なのでしょうか。
引っ越しをしたあとであっても、すぐに解約をしてしまうと、売却活動を進める際に支障がでてしまう場合もあるため注意が必要です。
そこで今回は、不動産売却時のライフラインの解約について、適切なタイミングや解約方法、解約の注意点を解説します。
不動産の売却を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

不動産売却時!ライフラインを解約するタイミングとは?

不動産売却時!ライフラインを解約するタイミングとは?

現代の暮らしに欠かせないものが、電気やガス、水道といったライフラインです。
不動産売却の前に、旧居から転居するケースもありますが、ライフラインの解約は適切なタイミングでおこなうことが大切です。
以下では、ライフラインをすぐに解約するべきでない理由やタイミングをご紹介します。

すぐに解約するべきでない理由とは?

ライフラインの種類によって、解約に適したタイミングには違いがありますが、結論的に言えば、内覧前の解約は避けるべきです。
その理由は、ライフラインを解約したあとに内覧をおこなうと、照明や空調のない家を案内することになります。
水道が止まったままだと、排水管から下水のにおいが部屋に充満する可能性もあり、注意が必要です。
不動産売却では、住みながら売却を進めるケースと、仮住まいなどに引っ越してから売却活動を始めるケースがあります。
前者の場合、引き渡しまで住み続ける際は、引き渡しのタイミングまでに解約の手続きを完了させれば問題ありません。
一方、引っ越しをしてから不動産売却のステップに入る場合、ライフラインにかかる経費を節約したいと考えるケースもあるでしょう。
しかし、解約してしまうと、物件の魅力を十分に伝えられなくなる可能性が出てくるため、内覧時にライフラインを使えるようにしておくことが賢明です。

電気を解約するタイミング

電気は、内覧時において重要なライフラインとなります。
暑い季節や寒冷な時期には、冷暖房を使用して快適に内覧をおこなうことができます。
購入を検討する方の要望により、夕方以降に内覧がおこなわれる場合もあり、その際には照明が必要です。
内覧がおこなわれていない時でも、掃除機などを使用して物件を清潔に保つことが重要です。
電気の解約は、不動産売却の引き渡し直前が適切なタイミングとされています。

ガスを解約するタイミング

ガスは内覧にあまり影響を及ぼさないライフラインです。
したがって、電気とは異なり、売却活動を開始した時点や転居時に解約手続きを進めても問題ありません。
ただし、ガス給湯器などが付帯設備にある場合は、事前に動作確認をおこない、問題がなければ解約手続きを進めることが望ましいです。

水道を解約するタイミング

水道も、引き渡しの直前が解約のタイミングとなります。
内覧の際に物件を清掃する際、拭き掃除などで水を使用することが考えられます。
また、水道が長時間止まっていると、排水トラップの水がなくなり、部屋に排水管のにおいが入る可能性があるでしょう。

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スムーズな不動産売却のために!ライフラインの解約方法を解説

スムーズな不動産売却のために!ライフラインの解約方法を解説

効果的な内覧によって買主が決まり、売買契約も結ぶと、不動産売却は引き渡しと決済のステップに入ります。
事前にライフラインの解約方法を押さえておくと、安心して手続きでき、スムーズに引き渡しを進めることにもつながります。

電気の解約方法

不動産売却時に、電気の解約をおこなう場合、電力会社のホームページや電話から手続きの申し込みが可能です。
電力会社には、解約専用ダイヤルがある場合もあります。
契約中の電力会社が分からない場合は、電気料金の請求書に記載がありますので、簡単に確認できます。
電気のメーターはライフラインのなかでも、遠隔からの操作が可能です。
不動産売却に伴い解約日が決まると、基本的には立ち会いは必要ありません。
自分でおこなう操作は、ブレーカーを落とすことだけです。
ただし、オートロックが設けられているマンションなどでは、担当者を招き入れるために立ち会いが必要な場合もあります。
また、電気のメーターが旧来型の場合も、立ち会いが必要となる可能性があります。
立ち会いの必要性については、事前に電力会社に確認しておくことがおすすめです。

ガスの解約方法

ライフラインのなかでも、もっともシンプルな解約方法はガスです。
ガス会社の電話やホームページから申請し、解約することができます。
ガスの場合も基本的には立ち会いは不要ですが、不動産売却する物件がオートロック付きのマンションである場合、担当者を迎える必要が生じることもあります。
なお、ガスは内覧のために使用される可能性が低いため、不動産売却の進捗に合わせて解約することも可能です。

水道の解約方法

水道の場合も、他のライフラインの解約方法と大きくは異なりません。
解約手続きは、管轄の水道局のホームページか電話からおこないます。
解約日が決まると、当日の立ち会いは不要で、水道局の担当者が停止作業をおこないます。
水道が停止したかを確認したい場合や、解約当日にそれまでの水道代を清算したい場合は、立ち会うことも一つの手段です。
また、解約日が月の途中になるケースでは、自治体で清算方法が異なる可能性もあります。
不動産売却を進める際、月の途中で解約する場合は、早めに管轄の水道局に尋ねておくと良いでしょう。

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不動産売却時に気を付けたい!ライフライン解約の注意点

不動産売却時に気を付けたい!ライフライン解約の注意点

普段の生活に欠かせないライフラインは、解約する機会もあまりないことが一般的です。
しかし、不動産売却でライフラインの解約の際には、注意点がいくつかあるため、以下でご紹介します。

注意点①解約の連絡は1週間前までにおこなう

不動産売却が決まり、ライフラインを解約する場合、電力会社などへの連絡は直前に避けるべきです。
解約希望日の1週間前までに各社に連絡を入れることがおすすめです。
引き渡しの直前に解約を申し込んでも、受け付けてもらえない可能性がありますので、その点に注意する必要があります。
申請の確認やライフラインの停止作業には1週間ほどの期間がかかることを考慮しておくと良いでしょう。
とくに、転居が多くなる3月から4月の時期は、ライフラインの各社に連絡をする際に電話がつながりにくくなる可能性があるため、その点も注意が必要です。

注意点②内覧前に水道や電気は停止しない

内覧前に水道や電気を止めることは、内覧に影響する可能性があるため、避けたい注意点です。
不動産売却では、購入希望者が直接物件を見学する内覧は、重要なステップです。
内覧の際は、清掃の際に水も使用できるようにし、清潔な印象の空間に見学者を迎えることが理想的でしょう。
また、電気が止まった状態で、暗い印象の物件に見えてしまうような事態も避けたいところです。

注意点③物件の名義変更までは売主が費用を払う

不動産売却が進み、物件の名義変更がおこなわれるまで、ライフラインの費用は一般的に売主が支払います。
そのため、買主が決まった後も、名義変更と引き渡しがおこなわれるまでは支払いが発生することが注意点です。
節約のために早めに解約すると、内覧時に影響してしまうケースもあるため、引き渡しまでの間はライフラインの料金を必要な経費として予定しておくと良いでしょう。

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まとめ

ライフラインのなかでも、水道と電気は、内覧まで解約せずに継続しておくことが大切です。
内覧は不動産売却の決め手となる、重要なステップです。
効果的な内覧を実施して、スムーズに不動産売却を進めるためにも、ライフラインは適切なタイミングでの解約を検討しましょう。


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