2024-08-31
利用しなくなった住宅を売りに出していても、買い手をみつけられずに困っている方は少なくないでしょう。
一般的に一戸建ての売却は難しいといわれており、スムーズに売るには工夫が必要です。
この記事では、一戸建てを売るのが難しいといわれる理由のほか売却が進まない原因や対策も解説するので、一戸建てを売却予定の方はお役立てください。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
高浜市の売買・投資物件一覧へ進む
所有者にとって愛着があるマイホームであっても、購入希望者にとっては中古物件の1つにすぎません。
中古のマンションは買い手をみつけられるのに対し、一戸建ては売れにくいといわれるのには理由があります。
一戸建ては木造のケースが多いのに対し、マンションは鉄筋コンクリート造が一般的です。
建物は構造によって法定耐用年数が異なり、木造が22年なのに対して鉄筋コンクリート造は47年と2倍以上になります。
建物は耐用年数が多いほど長持ちするものであり、木造の建物は建築してから20年ほど経過すると古いと評価されがちです。
一方、マンションは築20年ほど経っていても、古いとイメージされるケースは少ないでしょう。
木造の住宅は資産価値の低下が早いのが特徴の1つであり、固定資産税が安くなると同時に、売買価格の下落も早まります。
不動産会社が提示する査定額が、所有者の想定額よりも安い金額になるケースは少なくありません。
マンションより価値の減少が早い木造の住宅は、立地条件においても不利な点があります。
マンションは駅近や中心地などに建設されるケースが多く、一方、一戸建ての立地場所は郊外が多く都市部に少ない状況です。
新築も中古も、駅近や利便性の優れた場所に立地している物件は人気が高い傾向があり売却が進みます。
したがって、マンションは流動性がありますが、一戸建てになると買い手をみつけるのが難しくなってしまいます。
不動産会社では、通常は3〜6か月で買い手を見つけるよう販売活動をおこないますが、郊外の一戸建てになると1年経っても成約に至らないケースは珍しくありません。
マンションは中古の流動性が進むのに対し、一戸建ては新築を購入する傾向があります。
中古住宅は新築に比べて価格が安く一定の購入希望者がいますが、新築の購入者に比べると少数です。
一戸建ては価値が下がるスピードがマンションよりも早く、老朽化にしたがって屋根や壁の修繕が必要になる点もマイナスポイントになるでしょう。
また、投資を目的に不動産を購入する方の多くが対象をマンションにシフトしており、さまざまな点で中古の一戸建てに対するニーズは少なくなっています。
▼この記事も読まれています
不動産売却で国民健康保険料が上がる?3,000万円特別控除に注意!
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
高浜市の売買・投資物件一覧へ進む
一戸建ては買い手をみつけるのが難しいといわれますが、売るのが難しい実情を売主に理解いただけていない点が売れにくい原因の1つにあげられるかもしれません。
木造の住宅の法定耐用年数は22年であり、22年を経過している物件の価値は極めて低くなります。
一方、売りに出される中古住宅のなかには築22年以上の物件が少なくありません。
宅地建物取引業法に基づき国土交通大臣により指定を受けている指定流通機構では、不動産の流通を安全におこなううえで各種の資料をまとめています。
指定流通機構はレインズと呼ばれており、組織に加盟する不動産会社はレインズが発する情報を業務において活用できます。
首都圏における中古住宅の売買に関する成約状況を整理した資料によると、築26〜30年の一戸建ては売りに出しても25%ほどしか成約に至っていません。
築30年を超えた物件の成約できた割合は2割ほどであり、築年数が古い一戸建てに魅力を感じる購入希望者は少数なのがわかります。
老朽化が進んでいる物件に対し、購入後に不具合がみつかる可能性があるなど不安があるのかもしれません。
売り出し価格は不動産会社からの査定を参考に売主が決めるもので、設定する金額に法律などによる制限はありません。
売主には少しでも高い価格で売却したい気持ちがあり、一方、買い手としては安く購入できるよう売り出し価格からの値下げを要求するのが一般的です。
一戸建ての住宅は資産価値の低下が早いにも関わらず、売主が設定する売り出し価格が高い傾向があります。
レインズが示している資料によると、首都圏のおける平均値は売り出し価格に比べて成約価格が500万円以上低い状況です。
買い手が価格交渉をするとしても500万円もの値下げを求めるケースは稀でしょう。
したがって、売主が売り出し価格を設定してから買い手をみつけるまでに、何度も値下げを繰り返していると想定できます。
不動産会社が示す査定額は近隣における取引実例を参考にしていますが、希望を重視して売り出し価格を設定する売主が多い点もスムーズな売却を妨げている原因の1つです。
駅近や中心部にある物件は人気がありますが、一戸建ては需要が少ないエリアに立地しているケースが多くニーズが少ない傾向があります。
閑静で落ち着いた住宅地を望む声もありますが絶対数が少なく、中古物件は売却が進みにくくなっています。
▼この記事も読まれています
戸建て住宅の建物価値は築20年経過すると不動産としての売却価値がなくなる?
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
高浜市の売買・投資物件一覧へ進む
中古住宅は価値が下がるスピードが早いほか、立地条件が悪いなど売却が難しいのは否めません。
ただし、新築物件に比べて価格が安い点が大きな魅力であり一定の購入希望者がいます。
ポイントの1つは、売り出すタイミングです。
売却しようとしている方は、法定耐用年数の22年を迎えるよりも早めに取り組む必要があり、遅くても築15年くらいで売り出すのが得策です。
また、不動産は転勤や進学などで引っ越しの件数が増える2〜3月が売りやすい傾向があります。
売却の計画は余裕をもって作成し、適切なタイミングで販売活動をスタートしましょう。
購入希望者は、物件に対し価格だけではなく別の条件も設定しているでしょう。
たとえば、閑静で落ち着いた環境のほか保育所や学校からの距離など重視するポイントは人ぞれぞれで異なります。
スーパーマーケットやコンビニエンスストア、医療機関、公園など求めているものは多種多様に考えられます。
また、物件に関しても広いお風呂や使いやすいキッチン、眺望など売主が気にもとめていない点が高い評価につながるかもしれません。
なお、中心部に位置している物件と閑静な住宅地の住宅では、買い手になるターゲットが違います。
学校に近い物件のターゲットは、幼い子どもを持つファミリー世帯や新婚世帯です。
物件の情報として魅力のポイントが掲載されずに、ターゲットへのアピールが不足しているケースがみられます。
些細な点でも売却にプラスの効果を生む可能性があり、売却物件における魅力をできるだけ多く洗い出して広告などで伝えるようにしましょう。
中古物件は内覧により物件の状態を確認でき、購入希望者には安心感があります。
内覧数が多いにも関わらず成約に至らないときは、内覧の対応に問題があるケースが多くを占めます。
内覧の際には、商品である室内は清掃を徹底しておきましょう。
タバコやペットのにおいなどの生活臭が残っている可能性があり、換気するとともに芳香剤などでにおいの対策をおこなってください。
また、イメージアップを図るには室内を明るくする必要があり、日当たりが悪いときにはすべての照明を点灯して対応すると良いでしょう。
なお、空っぽの室内は寂しく感じられやすいとともに、暮らしのイメージがつきにくいかもしれません。
モデルルームのように室内に家具や小物を配置して暮らしを演出するホームステージングの導入について、不動産業者と相談してみましょう。
▼この記事も読まれています
不動産を購入すると必要になる確定申告のやり方について
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
高浜市の売買・投資物件一覧へ進む
一戸建ては、立地条件や法定耐用年数などの点が問題になり売却が難しくなります。
ただし、新築よりも安いのは大きなメリットであり、ターゲットを絞って積極的に魅力をアピールするなど工夫を凝らして売却に取り組んでください。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
高浜市の売買・投資物件一覧へ進む
不動産を売却したい!と思ったときに、最初は何から始めたらいいのかわからず、不安に思っていませんか? 不動産売却についての流れや概要を把握することで、手順も把握でき、スムーズな売却が可...
2022-01-15
相続した不動産を売却することになったときに「所得税はいくらかかるのだろう?」と心配になりませんか? 相続後に不動産を売却することでかかってくる所得税や控除、確定申告についてわからない...
2022-01-16
実家を相続したものの、住む予定がなく「空き家」の管理に困っていませんか? 空き家の管理が大変だから早めに売りたいけれど、「そのままの状態」と「更地」どちらを選ぶべきかの判断は難しいで...
2022-01-17
「自宅を売却したいけど、新居と2重の支払いはできるだけ避けたいし、引っ越しも1回で済ませたい!」とお考えの方は多いのではないでしょうか。 そんなときに選択したいのが、「住みながら」自...
2022-01-27
目次 ▼ 不動産売却における媒介契約とはなにか▼ 不動産売却における3種類の媒介契約のメリットとは▼ 媒介契約を選ぶ場合の注意点▼ まとめ 不動産売却をする場合は、不動産会社に仲介を依頼することが一般的です。不動産...
2024-11-30
目次 ▼ 駅近の中古マンションが売却しやすい理由とは?▼ 駅近の中古マンションを高く売却する方法とは?▼ 駅近の中古マンションが売却できない理由と対処法▼ まとめ 中古マンションの価値は、立地、築年数、物件の状態な...
2024-11-21
目次 ▼ 相続した土地が売れない理由▼ 相続した土地が売れないとどうなるのか▼ 売れない土地を相続したときの対処法▼ まとめ 相続した土地は、次の所有者にとっても使い道があるとは限らず、第三者へと売却される事例も多...
2024-11-18
目次 ▼ 住み替えローンとは?仕組みや活用シーン▼ 住み替えローンのメリット・デメリットとは?▼ 住み替えローンを利用するときの流れ▼ まとめ ライフスタイルの変化にともない、住宅ローンの返済中であっても住み替えを...
2024-11-14
目次 ▼ 空き家買取のメリット▼ 空き家買取のデメリット▼ 空き家買取を利用する流れ▼ まとめ 空き家はなかなか売れにくいために放置する方がいますが、維持管理の手間や費用がかかってしまいます。そこでおすすめなのが、...
2024-11-03
目次 ▼ 空き家問題とは▼ 空き家問題が起きている原因▼ 空き家問題に必要な対策▼ まとめ 総務省が公表している資料によると、空き家の数は昭和33年以降増加が続いており、現在は過去最高の数値になっています。そこで、...
2024-07-14
目次 ▼ 空き家の固定資産税増税の概要▼ 空き家の固定資産税が6倍になるまでの流れとタイミング▼ 空き家の固定資産税を6倍にしないための対策▼ まとめ 今もなお増加し続ける空き家問題を解消するため、政府は「特定空き...
2024-06-13
目次 ▼ 空き家の処分方法①更地にして売却する▼ 空き家の処分方法②建物ごと売却▼ 空き家の処分方法③無償で譲渡する▼ まとめ 空き家を放置するとさまざまなデメリットがあるため、使わない空き家はなるべく早く処分する...
2024-03-23
7月27日は、衣浦みなとまつり花火大会でしたね。今年は武豊町制70周年記念事業とのことで、衣浦港武豊北ふ頭で開催されました。自宅から見ることができました。以外に、踏切の明かりもきれいでした。これから、花火大会が各地で開催...
2024-07-30
こんにちは!八大不動産です。みなさんは、好きなお花はありますか~?私は、「ネモフィラ」がだいすきです♡爽やかなブルーのネモフィラ。一面に咲いているととっても綺麗です。いつか茨城県の国営ひたち海浜公園へ行ってみたいな~と思...
2024-04-16
こんにちは!八大不動産です。4月になりましたね~入学式シーズンです!入学、入社された方おめでとうございます!新しい環境へ進むのは、ドキドキワクワクしたり、少し不安な気持ちになったりしますよね~私自身、環境の変化に不安を感...
2024-04-02
こんにちは。八大不動産の鈴木です。先日、南知多の「つぶてヶ浦」鳥居に行きました。パワースポットとして有名なので、ずっと気になっていてやっと行けました(*ノωノ)つぶてヶ浦の対岸が三重県の伊勢になっているんです。昔、伊勢の...
2024-03-25
こんにちは。暑い日が続きますね。今年も、8月24日(土)に八大不動産地蔵盆を開催いたします。時間 9時30分~12時場所 株式会社八大不動産 事務所 当日は、スーパーボールや輪投げ等も行いますよ!皆様のお越しをお待ちして...
2024-08-22
こんにちは。お盆休みのお知らせです。2024年8月11日(日)~2024年8月16日(金)※8月17日(土)午前9時より通常営業となります。アパート故障等の緊急の方は、留守番電話に下記をお願いします。1.氏名2.アパート...
2024-08-10
こんにちは。八大不動産です。もうすぐ1年が終わり、新年を迎えることになりますね。今日は、年末年始休暇のお知らせになります。2023年12月30日(土)~2024年1月4日(木)2024年1月5日(金)9:00より営業開始...
2023-12-28
9月に入りました。まだまだ、暑い日が続きますね。熱中症にならないように気を付けたいものです。さて本日は、2023年9月10日に開催いたします、相談会のお知らせです。税理士、行政書士、宅建士、空き家マイスター、相続診断士に...
2023-09-03