2022-02-15
ご自宅で亡くなった方の家を売却しようとしたときに、「事故物件」と呼ばれる心理的瑕疵に該当するのではないかとお悩みではありませんか?
もし心理的瑕疵に該当する場合は、売却期間が長引いたり、売却価格をある程度引き下げなければ売却できないかもしれません。
そこで今回は事故や事件があった物件の売却でお悩みの方へ向けて、「心理的瑕疵」とは何か、その概要や物件への影響と売主が知っておくべき告知義務について解説します。
高浜市、碧南市、その他西三河エリアで、事件や事故のあった物件の不動産売却でお悩みの方はぜひご参考ください。
\お気軽にご相談ください!/
心理的瑕疵のある物件とは、物件そのものに問題はないものの、心理的に嫌悪感を抱く物件のことを指します。
心理的瑕疵のある物件の場合、売りたくてもそのままの状態ではなかなか買手が見つからず、売却活動が長引く可能性もあります。
では購入希望者が心理的に嫌悪感を抱く物件とはどのような状態なのでしょうか、その具体例について見ていきましょう。
事故物件
心理的瑕疵物件の中でも一番売却しづらい物件です。
過去に殺人事件や自殺、火事などで人が亡くなった場合などをいいます。
そういった事故物件は、「なんだか怖い」と考える人が多く、心理的な嫌悪感から一般の物件に比べて敬遠されがちです。
なお高齢者の自然死や病死などは、基本的に心理的瑕疵には該当しません。
ただし死後経過時間が経ってしまった場合、特殊清掃やリフォームをしても匂いや汚れが取れないこともあります。
その場合は、心理的瑕疵物件として扱われることになるでしょう。
騒音や悪臭などの周辺環境が悪い物件
物件に問題がない場合でも、周辺環境が悪い場合は心理的瑕疵物件に該当する場合があります。
このような場合も買い手を見つけるのは簡単ではないでしょう。
インターネット上で悪い口コミが広まった物件
最近は一般の方が気軽に口コミを投稿できるため、物件に対して悪い評判が広がってしまうケースもあります。
物件が悪評されてしまうと、「あの物件に住む人」として、新たに住む方までインターネット上で噂されるかもしれません。
そのため口コミの程度によっては、心理的瑕疵物件に該当する場合があります。
弊社が選ばれている理由|お客様の声一覧
\お気軽にご相談ください!/
心理的瑕疵のある不動産は市場価格で売却することは難しく、心理的瑕疵の影響により、大幅な値引きも覚悟しなければなりません。
では心理的瑕疵の影響により、売却価格はどのくらい下がるのか見ていきましょう。
心理的瑕疵物件の売却価格の相場
たとえば孤独死が発生した物件を売却する場合、相場が1,800万円の物件であっても、1,620~1,800万円程度になることが一般的です。
ただし、上記はあくまでも参考の割合です。
実際は、心理的瑕疵に対して受け取る側の心理が大きく影響します。
「住む家が心理的瑕疵のある不動産なんて嫌だ!」という方もいれば、「駅近でこの値段なら安い!」と感じる方もいるかもしれません。
中には事故物件でもあまり気にしないという方もいらっしゃるでしょう。
心理的瑕疵の物件であっても、きちんと告知義務を果たすことで未然にトラブルを防ぎ、売買契約が成立している事例もあります。
そのため、どのくらいまで価格を下げて売却するのか、どのように告知するのかなど不動産会社とよく相談して決めると良いでしょう。
八大不動産では、心理的瑕疵のある不動産についてのご相談も随時承っております。
高浜市、碧南市、その他西三河エリアで事件や事故のある物件の売却についてお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
弊社が選ばれている理由|お客様の声一覧
\お気軽にご相談ください!/
心理的瑕疵のある物件を売却する際には、その旨を買主に伝える義務があります。
これを「告知義務」といい、記録として残すために重要事項説明書に記載の上、不動産会社が買主へ伝えなければなりません。
万が一、心理的瑕疵についての告知義務を怠ると、後々買主から損害賠償請求や契約解除されることがあるため、注意が必要です。
基本的には、高齢者の自然死や病死などについては、告知義務は発生しませんが、場合によっては告知義務が必要になる場合があります。
しかしながらどのような判断基準で告知義務が必要になるのかについて、これまで曖昧にされてきました。
そのため未然にトラブルを防ぎたいという思いから、2021年5月に国土交通省によるガイドライン正式名称「宅地建物取引業者による人の死の告知に関するガイドライン」が策定されました。
このガイドラインによると告知義務が必要かどうかについて、以下のように分類できます。
告知義務に該当する場合
告知義務に該当しない場合
つまり自然死や不慮の事故などですぐに発見された場合は、告知義務には該当せず、殺人や焼死、または自然死でも時間が経過した場合は告知義務に該当します。
ただし売却物件が告知義務に該当するかどうかの判断は難しいため、不動産会社へ相談すると良いでしょう。
高浜市、碧南市、その他西三河エリアで売却物件が心理的瑕疵に該当するかどうかご不安な方は、お気軽に八大不動産までお問合せください。
心理的瑕疵を隠して売却した場合は、買主から損害賠償請求をされるかもしれません。
売却不動産に瑕疵がある場合は、その内容について告知することを宅地建物取引業法の第47条にて義務付けられています。
そのため、心理的瑕疵を知りながら買主へ伝えなかった場合は、宅建業法違反となり、民法における「契約不適合責任」を問われることにもなります。
契約不適合責任とは、引き渡された物件が売買契約時の内容と異なる場合に、売主が買主に対して負う責任です。
契約不適合責任に問われると、買主が売主に対して損害賠償請求や契約解除を求めてくるケースもあるため、注意が必要です。
心理的瑕疵の告知義務については、過去に起きたことを告知するため、いつまで遡るのか疑問に思われるのではないでしょうか?
実は心理的瑕疵の告知義務については、事件や事故から何年経ったら告知しなくても良いという明確な基準はありません。
事件の規模や被害内容によっても風化までの時間は異なりますが、ある程度時間の経過とともに嫌悪感が小さくなる場合もあります。
過去の判例からは、自殺の場合で売却物件は7年、賃貸物件は3年が目安とされているようです。
対して殺人になると8年経っても瑕疵を認める場合が多いため、実際は不動産会社に相談の上決めると良いでしょう。
弊社が選ばれている理由|お客様の声一覧
不動産売却における心理的瑕疵とは、いわゆる「事故物件」のことで、事故物件の売却には、きちんと購入希望者への告知義務を果たすことが重要になります。
心理的瑕疵の影響から通常の物件に比べマイナスイメージがあることから、売却は難しいと諦めてしまう方もいらっしゃいます。
しかしながら心理的瑕疵は受け手の感じ方次第でその価値も大きく左右されるため、諦める必要はありません。
高浜市、碧南市、その他西三河エリアで事故や事件のある物件についてお悩みの方は、八大不動産までお気軽にお問合せください。
********************************
社名:株式会社八大不動産
代表者名:神谷昌明、神谷千夏
所在地:〒444-1322
愛知県高浜市二池町二丁目7番地8
TEL:0566-52-6063
メールアドレス:info@hachidaifudousan.com
営業時間:9:00~17:00
事業内容:不動産売買(土地・新築分譲住宅、中古住宅、中古マンション、工場・倉庫、店舗、収益物件等)
土地、建物買取
宅地分譲
収益物件買取(アパート、店舗等)
賃貸仲介(アパート、マンション、駐車場、リース用地、工場・倉庫、店舗等)
不動産管理(アパート・土地、戸建、駐車場、工場・倉庫)
空き家管理
リフォーム
損害保険代理店
主要エリア:高浜市、碧南市、刈谷市、安城市、西尾市、知立市、半田市、東浦町等
定休日:水曜日
不動産を売却したい!と思ったときに、最初は何から始めたらいいのかわからず、不安に思っていませんか? 不動産売却についての流れや概要を把握することで、手順も把握でき、スムーズな売却が可...
2022-01-15
相続した不動産を売却することになったときに「所得税はいくらかかるのだろう?」と心配になりませんか? 相続後に不動産を売却することでかかってくる所得税や控除、確定申告についてわからない...
2022-01-16
実家を相続したものの、住む予定がなく「空き家」の管理に困っていませんか? 空き家の管理が大変だから早めに売りたいけれど、「そのままの状態」と「更地」どちらを選ぶべきかの判断は難しいで...
2022-01-17
「自宅を売却したいけど、新居と2重の支払いはできるだけ避けたいし、引っ越しも1回で済ませたい!」とお考えの方は多いのではないでしょうか。 そんなときに選択したいのが、「住みながら」自...
2022-01-27
目次 ▼ オーナーチェンジ物件が売却しにくい理由とは?▼ オーナーチェンジ物件の売却価格を調べる方法について▼ オーナーチェンジ物件の売却を成功させるための方法をご紹介!▼ まとめ オーナーチェンジ物件とは、入...
2023-11-24
目次 ▼ 不動産の「数次相続」とは?▼ 不動産を数次相続することになった場合の注意点とは▼ 不動産をする際に数次相続となった場合の手続き方法とは▼ まとめ 不動産の相続にはさまざまなパターンがあり、手続きが煩雑にな...
2023-11-17
目次 ▼ 固定資産税の建て替え特例とはどのような制度?▼ 固定資産税の建て替え特例を利用するための要件とは?▼ 固定資産税の建て替え特例を二世帯住宅で利用するときのポイント▼ まとめ 建物の経年劣化によりマイホーム...
2023-11-10
目次 ▼ 費用が抑えやすい!自分で空き家の家財道具を処分する方法▼ 空き家を効率良く片付け!業者に依頼して家財道具を処分する方法▼ 空き家に残された家財道具の処分費用の目安▼ まとめ 空き家を相続したものの、家のな...
2023-10-27
目次 ▼ 空き家の水道光熱費はいくら?▼ 空き家のライフラインは解約して水道光熱費を抑えるべき?▼ 空き家の水道光熱費を節約する方法は?▼ まとめ 空き家は人が住んでいなくても、固定資産税や水道光熱費などの維持管理...
2023-12-01
放置された空き家には火災が発生するリスクがあります。 だれも住んでいない空き家からなぜ火災が発生するのでしょうか。 そして、空き家を所有している方は、もし火災が発生した場合、持ち主の責任はどうなるのか知っておく必要...
2022-08-01
ライフステージの変化などによって、部屋が余ったり、まとまった現金が必要になったり、転勤など家族の暮らしかたは日々変化していきます。 このような状況のときに、所有している一戸建てや相続した一戸建てを売るのか、家賃収...
2022-07-22
相続した空き家の管理や終活方法についてどうしたら良いのかお悩みではありませんか? 相続した空き家は適切に管理をしないと、急速に劣化が進み、売りたくても売れず、コストだけがk続けることになるかもしれません。 そこで今...
2022-01-18
目次 ▼ ローン残債はどうするの?タイミングを逃さない買い替えポイント▼ マイホームを買い替えるメリット2つ▼ 年収から考えるマイホームの買い替えタイミング▼ まとめ すでにマイホームを所有していたとしても、仕...
2022-12-17
住み替えの場合、不動産売却と購入を一緒に進めていくため、適切な判断が必要になる場面も多いでしょう。 そこで今回は、失敗しない不動産購入のために、あらかじめ押さえておきたい注意点を解説します。 周辺環境や新居の生活環...
2022-06-24
マイホームの住み替えでは、不動産購入と売却を一緒におこないます。 どのような流れで進めるか気になる方も多いのではないでしょうか。 今回は、不動産購入の流れを中心に、「資金計画」「見学から申し込み」「契約から引き渡し...
2022-04-30