2023-09-25
マイホームの住み替えをするなら、不動産の売り買いのタイミングを合わせて、できるだけ無駄な手間や出費を抑えたいと考える方は多いでしょう。
売り買いを同時進行でおこない、理想の住み替えが叶うときもあれば、なかには理想とおりにいかない場合もございます。
この記事では、同時進行のメリット・デメリットを解説しますので、買い替えを検討するときの参考にしてください。
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住んでいる家を売却し、売却したお金を資金にして新しい家を購入する手続きを、住み替えと言います。
住み替えには買い先行、売り先行と同時進行の3つの方法があります。
住んでいる家の売却をしながら、新居の見学や購入準備を同時に進めて、同じ日か数日間の猶予期間内に両方の決済をおこなう住み替え方法が同時進行です。
売るタイミングと買うタイミングがずれると、余計な家賃が発生したり売却金額が下がったりする恐れがありますが、タイミングを合わせて売り買いを同時に進行してリスクを軽減します。
決済をほぼ同時におこなうので、住んでいた家とこれから住む家のローンが重複しない点や、今住んでいるマイホームから新しいマイホームへの引っ越しが1度で済むのが利点です。
運よく売却と購入のタイミングがあうと理想の住み替えが叶いますが、どちらか一方が先に決まると、もう片方の手続きを急がなければならない点は注意が必要です。
まずは住んでいる家の売却予想価格を調べ、売却方法を確認し、そのあとに訪問査定を依頼します。
成約予想価格を調べるときに、譲渡税や利用できる優遇税制も確認すると良いでしょう。
購入のための資金や頭金の確認、ローンの使用状況や返済額も確認しておきます。
資金の確認をしながら新居探しも進めましょう。
マイホームの売却活動と、新しいマイホームの住宅購入契約を同時期におこなうのが理想です。
売却の申し込みとして、媒介契約を締結し、購入希望者が現れるのを待ちます。
待っている間に、新居の住宅ローンの申し込みや設計・インテリアの打合せ、引っ越しの打合せをおこなうのです。
売却が成立すると、住んでいた家の引っ越しの打合せ、手付金の受け取りと仲介手数料を支払う流れとなります。
最後に引っ越しをして、新居の購入代金と旧居の仲介手数料の残りをそれぞれ支払い、手続き完了です。
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同時進行とは売却と購入の手続きを並行しておこない、ほぼ同時に決済するやり方なので、手間や無駄が省けるメリットがございます。
同時進行では、売却する家の決済終了後7日から10日程度、引っ越し猶予期間を設定します。
居住延長と呼ばれる方法で、決済終了後に引っ越しが完了するまで、購入者に鍵の引き渡しを待ってもらうのです。
居住延長を設定して、引っ越し時期を合わせると、仮住まいせずに旧居から新居へ引っ越しできます。
もし仮住まいをすると、仮住まい先を探し、旧居からの引っ越しと新居への引っ越しをする手間が発生します。
仮住まい先への家賃の支払いも発生しますが、余分な出費は避けたいものです。
仮住まいをすると引っ越しが2回になり、費用も手間もかかりますので、同時進行で仮住まいを避けられるのは大きなメリットです。
住んでいた家の売却より先に、住みたい家が見つかって契約した場合、ローンが二重に発生する可能性がございます。
二重にローンが発生するのでダブルローンと呼びますが、同時進行ですと決済日を同日に揃えるため、ダブルローンを避けられます。
家を売却したお金で旧居のローン残高の支払いを済ませ、新たに新居のローンを組むのです。
売却益よりローン残高が大きく、完済出来ない場合は住み替えローンを検討しても良いでしょう。
住み替えローンとは、売却益でも完済しきれなかったローン残高と、新居の購入代金をあわせてローンを組む方法です。
ダブルローンですと、2つのローン返済となりますので出費が大きくなりますが、住み替えローンは1つのローンで支払額の調整が可能です。
ただし、住み替えローンには条件があり、審査も厳しいので事前に適用可能か確認しておいた方が良いでしょう。
売却・購入・引っ越しを一度におこなう同時進行は無駄な手続きがない点もメリットです。
先に家が売れて引っ越しすると、仮住まいに関わる手続きが発生するため、先に新居を購入するとローンの手続きに手間がかかる場合がございます。
また売却手続きがすべて終わってから購入手続きを始めたり、その逆をしたりすると、次のステップへ進むまでの待ち時間が発生します。
次の手続きを待っている間にもう片方の手続きを進められるので、効率が良いのもメリットです。
場合によっては手続きで忙しくなる期間もあるかもしれませんが、手続きを一気に終わらせたい方には向いています。
旧居から新居への移行を一度に済ませ、余計な手間がかからない分、手続きがラクで効率よく感じられるでしょう。
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売却と購入を同時におこなうので、どちらかが先に決まってしまうと、もう片方の手続きを急がなければならなくなるのはデメリットです。
運よく同じタイミングで売却先も理想の購入物件も見つかれば良いのですが、同時に見つからなければ、どちらかを妥協しなければなりません。
購入希望者がすぐに現れるのはありがたいのですが、新居に目星がついていないと、物件探しを急がなければなりません。
売却契約をして引っ越し猶予を設定するとしても、数か月以内には家を引き渡す必要がございます。
数か月以内に引っ越すために新居を決めるとなると、新居に求める条件が揃わなくても妥協せざるを得なかったり、引っ越し前の家の方が良かったりする場合がございます。
物件探しの時間が十分とれず、新居が妥協した物件になってしまう可能性があるのはデメリットです。
妥協せずに十分な時間をかけた新居探しをすると、購入希望者が辞退してしまう可能性もあります。
旧居が好条件で次々と購入希望者が現れれば心配ありませんが、なかなか次の希望者が現れず、理想の新居が見つかったタイミングで売却価格を下げるのはもったいなく感じるでしょう。
理想の家が見つかり、新居の手続きが先に進んでしまうと、購入者を早く見つける必要がでてきます。
新居の手続き中に希望の金額で購入してくれる方が見つかる場合と、なかなか購入希望者が見つからずに値段を下げなければならない場合がございます。
期間までに旧居を売却するために、想定よりも安くなってしまうのはデメリットです。
住みたい家をキープしておければ良いのですが、理想の住みたい家は好条件で他の方にとっても理想の家である場合が多いです。
そのためキープしている間に他の方が購入してしまう恐れもあり、長くキープするのは難しいでしょう。
最終的には、理想の金額で売却するために新居を諦めるか、理想の新居のために安く家を売却するか選択するようになる可能性がございます。
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マイホームの売却と購入を同時進行でおこない、住み替えると、家賃やダブルローンなどの出費を抑えられるメリットがございます。
ただしタイミングを揃えるために、新居選びを妥協したり、売却金額が安くなったりする場合があるので注意が必要です。
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