家の売却が有利になる?ホームステージングのメリットと費用

家の売却が有利になる?ホームステージングのメリットと費用

土地や建物は、売りに出したからといってすぐに売却できるわけではありません。
スムーズな成約を目指すためには、家の状態を売主側が把握し、買主が安心して購入できる状況をつくることが大切といえます。
そこでおすすめしたいのが、ホームステージングというものです。
今回はホームステージングとはなにか、おこなうメリットや費用について解説します。
愛知県高浜市で不動産売却をお考えの方は、ぜひ参考になさってください。

家の売却で検討したいホームステージングとは?

家の売却で検討したいホームステージングとは?

まずは、家の売却で検討したいホームステージングとはなにかについて解説します。

ホームステージングとは?

ホームステージングとは「家(ホーム)」と「ステージ(演出)」を組み合わせたサービスです。
内装を家具やインテリアでコーディネートし、モデルハウスやモデルルームのように演出します。
「ここに住みたい!」と思えるような空間をつくったり、家を魅力的に魅せたりすることができれば、早期の売却が見込めます。

主な効果とは?

主な効果として、購入意欲を高められることが挙げられます。
不動産売却を成功させるためのコツは、内覧時にあるといっても過言ではありません。
「家に入って数秒で買うか否かが決まる」ともいわれており、それほど第一印象が重要といえます。
ホームステージングを実施すれば、好印象を持ってもらえるでしょう。

注目されている理由とは?

家の売却でホームステージングが注目されている理由の一つが、インターネットの普及です。
一昔前までは、マイホーム探す際、新聞の折り込みチラシを見たり不動産会社に足を運んだりするのが一般的でした。
現在はインターネットの普及により、パソコンやスマートフォンを使っていつでもどこでも家探しができるようになっています。
さまざまな不動産を閲覧できるため、便利にマイホーム探しができることがメリットです。
その反面、ほかの家との差別化をおこなわないと、内覧につながらない可能性があります。
内覧につなげるためには、良い画像を掲載することがポイントの一つです。
ホームステージングによって、おしゃれにコーディネートされた写真を掲載すれば、ほかの物件との差別化を図ることができます。

どこで始まったサービス?

ホームステージングとは、もともとアメリカなどの欧米で始まったサービスです。
アメリカは中古物件の流通が盛んなため、ホームステージングの実施が当たり前となっています。
日本はアメリカとは違い、新築が好まれるため、家の売却時にお金をかけて実施することに疑問を持つ方も少なくありません。
しかし、近年は日本においても、中古物件の流通が活発になりつつあります。
そのため、売る前に内装を家具やインテリアでコーディネートし、モデルハウスのように演出することが注目されています。

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家の売却でホームステージングをおこなうメリット

家の売却でホームステージングをおこなうメリット

続いて、ホームステージングをおこなうメリットについて解説します。

メリット1:販売期間の短縮につながる

メリットとしてまず挙げられるのが、販売期間の短縮につながることです。
日本ホームステージング協会がおこなった調査によると、成約に至るまでの期間が、3分の1に短縮されたという結果が出ています。
実施していない家はおよそ4か月、実施した家は1か月少しで売却できています。
先述のとおり、売りに出したからといってすぐに売却できるわけではありません。
そのため、築年数が古かったり立地が悪かったりする場合、売れ残ってしまう可能性もあります。
ホームステージングをおこなうことによって、スムーズな売却が目指せるのは、大きなメリットといえるでしょう。

メリット2:高く売れる可能性がある

高く売れる可能性があることも、メリットの一つです。
土地や建物の売却価格は、売り出し価格よりも下がるのが一般的です。
内覧やオープンハウスなどの販売活動をおこなっても買主が見つからない場合、値下げに踏み切ることもあります。
もしホームステージングを実施していれば、見た目の印象が良くなるだけでなく、家の魅力を高めることが可能です。
「良い家だな」と思ってもらうことによって、内覧や問い合わせにつながります。
購入希望者がたくさんいれば、値下げをおこなわなくても、売り出し価格のまま売却できるでしょう。

メリット3:引っ越し後の生活をイメージしてもらえる

メリットとして、引っ越し後の生活をイメージしてもらえることも挙げられます。
空き家の状態で売りに出した場合、殺風景な印象となってしまうことがデメリットです。
家具やインテリアがなければ、そこに住むイメージが湧かないでしょう。
生活するイメージがないと、購入意欲が下がり、候補から外されてしまう恐れもあります。
ホームステージングの実施によって、その家での暮らしが想像できれば、買いたいと思ってもらえる確率が高まります。

メリット4:類似物件との差別化を図れる

類似物件との差別化を図れることも、メリットの一つです。
類似物件とは、ご自身が売りたい家と、築年数や立地、床面積などが似ている物件を指します。
ホームステージング済みとそうでない物件を見比べたとき、より印象が良くなるのは前者ではないでしょうか。
類似物件より良い印象を与えることができれば、問い合わせや内覧の数もおのずと増えるでしょう。

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家の売却でホームステージングにかかる費用の相場

家の売却でホームステージングにかかる費用の相場

最後に、ホームステージングでかかる、費用の相場について解説します。

居住中の場合の費用相場

家の売却を、居住中におこなうケースもあります。
住みながらの売却でホームステージングを実施する場合、費用の相場は4時間で5万円程度です。
居住中であれば、今使用している家具をそのまま使うことも可能なので、費用を抑えることもできます。
足りない家具だけをレンタルしたり、ご自身で必要なものを揃えたりすれば、より節約することが可能です。

空き家の場合の費用相場

空き家の場合、家具のレンタル費用(3か月ほど)で15万円~30万円が相場です。
グレードの高い家具を使用する場合、費用はもっと高くなります。
空き家は居住中とは違い、家具やインテリアがなにもない状態となるので、費用が高くなるのが一般的です。

プロに依頼した場合の費用相場

プロにコーディネートを依頼した場合、フルコーディネートを選ぶと100万円~200万円程度かかります。
室内の広さや、使用する家具やインテリアのグレードによって費用は異なるものの、100万円以上のコストがかかるのが一般的です。
この費用のなかには、家具やインテリアのレンタル費用だけでなく、運搬費やコーディネート費用などが含まれています。
コストを抑えてホームステージングをおこないたい場合は、家具をレンタルしたり、コーディネートのアドバイスのみをもらったりするという方法もあります。
売りたい家の状況に合わせて、プランを選ぶのがおすすめです。

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まとめ

ホームステージングとは「家(ホーム)」と「ステージ(演出)」を組み合わせたサービスで、内装を家具やインテリアでコーディネートし、モデルハウスのように演出することです。
販売期間の短縮につながったり高く売れる可能性が高まったり、類似物件との差別化を図れたりすることなどがメリットとなります。
費用は居住中なのか空き家なのかよって異なり、プロにフルコーディネートを依頼すると、100万円以上かかるのが一般的です。


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